土木工学科(環境土木コース)

1 学科の特色・教育課程の特色・将来の進路等

 戦後復興から今日まで、土木事業は社会基盤整備の中心的役割を果たしてきました。しかし、土木事業の中には環境への配慮に欠けたものもあり、結果として多くの問題を発生させることとなりました。これからは、資源・エネルギーの有効活用やリサイクルを進め、汚染物の排出を抑え、人々が生き生きと暮らしていける「まちづくり」が急務です。環境土木コースでは、将来の土木技術者として必要な、環境に配慮した「まちづくり」の基本を学習します。また、測量、施工管理、土木計画といった土木技術者に必要な技術・技能を取得させ、土木工事の完成に寄与できる人材の育成を目指します。
 在学中は、教室では味わえない現場見学や企業での就業体験、民間講師による授業なども展開しており、コンピュータを活用した授業も充実しています。各種資格の取得については、補習等のサポート体制も充実しています。特に、土木施工管理技士の取得については時間をかけて指導します。
 卒業後の進路は、民間企業・公務員の就職の他、4年制大学、高等専門学校・専修学校など多岐にわたっています。特に近年、新潟大学工学部、長岡技術科学大学といった国公立大学への進学者も増えてきました。多くの知識と技術を習得できる学科であり、やりがいのある学科です。

2 工業科コース・学科の選択、決定と教育課程の特色について

 2年生になると、機械コース(機械工学科)、建築設計コース(建築工学科)、環境土木コース(土木工学科)、電子制御コース、情報システムコース(電子情報工学科)の5コースのいずれかに所属します。(選択したコースによって小学科名が決定します。)
 1年生の工業科目の時間に、各コース別に設定した実習を体験したり、産業社会における職業選択に関する授業、担任の先生や工業専門教科の先生との相談と保護者も交えた面談、さらに適性検査等を実施して、それぞれの希望・適性にあったコースに分かれます。
 また、それぞれのコースでは、大学進学に対応できる普通教科の科目を多く取り入れた「アカデミックコース」か、工業専門分野を深く学ぶため専門教科の科目を多く取り入れた「プロフェッショナルコース」のどちらかを選択します。

3 募集について中学生に望むこと

 新発田南高校工業科は「ものづくり」の真の喜びを学ぶことができる新発田・村上地区の唯一の工業専門高校として再編され、本年度で11年目となります。本校では、専門性を高め地域に貢献できる産業人であり、良き社会人を育成します。さらに、大学等への上級学校への進学希望者もその進路希望達成が可能です。
 中学生の皆さん、「工業」へ夢と情熱を傾けませんか。


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